ダンスと若い世代のために―その想いを込めて

2007年から、メゾン レペットは財団を通じて、すべての人にダンスの素晴らしさを届ける活動に取り組んでいます。
この財団は、当時の社長ジャン=マルク・ゴーシェの発案により設立され、ダンスを「自己成長のきっかけ」や「自分らしさを見つけるための手段」として広めることを目指しています。
今後も、より多くの人にダンスの魅力や芸術としての価値を届けるべく、「包摂」「創造性」「国際的な発信力」の3つを柱に、新たな歩みを進めてまいります。

その目的

世界中の恵まれない子どもたちや若者たちに、あらゆるかたちのダンスと芸術表現に触れる機会を提供し、よりよい環境のなかでダンスを学び、成長できるよう支援します。
ダンスという奥深く、力強い表現手段を通して、若い世代が自らを表現し、心身ともに成長できるよう後押しします。
そして、ダンスという芸術のもつ規律や価値を、才能ある若者たちに伝えながら、その道を歩むために必要な姿勢や厳しさを育みます。

具体的な行動

ダンス用品の提供
レオタード、ポワントシューズ、デミポワントシューズ、トレーニングウェア... レペット財団は、困難を抱える若いダンサーに、ダンスを最高のコンディションで練習するために必要な用具を提供しています。包摂、自信、帰属意識を促進するための具体的な取り組みです。

教育プロジェクトの支援
私たちは、ダンスを教育、伝達、統合のツールとして活用する学校、協会、文化施設を支援しています。私たちが支援するすべてのプロジェクトに共通するビジョンは、若者が成長し、自分を表現し、開花するための芸術が役立つ未来です。

心と体の健やかさを育む力としてのダンスの推進
イベントやキャンペーン、交流の場を通して、レペット財団はダンスが子どもや若者の自己肯定感、感情の安定、そして個人の成長において果たす重要な役割を広く発信しています。

シェア 、インスピレーション、ダンス

レペットは財団を通じて、子どもたちの支援に取り組む学校や団体をサポートしています。
希望の芽が育つ場所で、ダンスや教育、そして文化の継承へのアクセスを提供することを目指しています。

Leap of Dance Academy

2017年にラゴスに設立された「Leap of Dance Academy(リープ・オブ・ダンス・アカデミー)」は、恵まれない地域の子どもたちに無料のプレプロフェッショナル・バレエ・トレーニングを提供し、不安定な環境下でも素晴らしい才能を開花させています。2020年に話題となった動画のおかげで、アカデミーは世界的な認知度を獲得し、現在ではダンスを通じた変革活動の支援につながっています。

Project Elimu

2017年にナイロビで設立された団体「Project Elimu(プロジェクト・エリム)」は、ダンスを通じてキベラの若者に芸術・文化教育への無料アクセスを提供し、包摂性、自信、機会均等を促進しています。

Anno's Arts

2020年に設立された「Anno's Arts (アンノズ・アート)」は、ナイロビのキベラとマサレの子どもたちの芸術教育を支援し、プロのアーティストの指導によるクラシックダンスとモダンダンスを無料で提供しています。教育の中心に創造を据えることで、「Anno's Arts」は、これらの若者たちが成長し、レジリエンスを育むのを支援するとともに、スラム街を出て教育の道を歩む子どもたちを後押ししています。

What Dance Can Do

2018年に設立された「What Dance Can Do(ワット・ダンス・キャン・ドゥ)」は、恵まれない子どもたちや入院中の子どもたちに無料のダンス教室と公演を提供し、彼らの幸福、創造性、そしてインクルーシブな社会への参加を促進しています。ダンスを教育とケアの中心に据えることで、子どもたちの可能性を引き出し、地域社会の絆を育んでいます。